本日、すごいニュースが飛び込んできました。
ついに3千円パソコンです。
無線通信(これがWiFiかどうかは不明ですが)、2GBメモリだそうです。それ以外のスペックは良く分かりませんが、現在の市場価格として、2GBのメモリだけでも3千円は越します。まぁ、原価はそれより低いのでしょうが、市場価格が3千円を越しているので、当然搭載したパソコンもそれを下回ることはありえない(とは言い切れませんでしょうが)、と思います。
その上、液晶、CPU、ケース、その他パーツ を入れたら、どう考えても3千円という価格は・・・・
さらに、10ドル(約900円!?)まで価格を下げるもくろみがあるようです。
教育機関限定、という所も大きな要素ではあるのでしょうが、びっくりします。
最近のおもちゃは、とても高性能で、それこそパソコンが入っているのではないかと思わせるものもあります。
しかし、そんな商品でさえ、3千円では買えないでしょう。ましてや、千円など・・・
素晴らしい試みではありますが、諸刃の刃であると考えます。
価格を抑えるのはハードだけではなく、ソフトもである、と考えるからです。
現在、商品に付いているソフトウェアは「付属品」という感じが否めません。
iPodを買っても、その中のソフトウェアを買っている意識は無いと思います。
しかし、確実にコストはかかっています。ところが、とある雑誌(http://techon.nikkeibp.co.jp/NEWS/disassembly/)で分解&コスト計算をしてみると、 販売価格の大部分をハードウェアが占めている感じです。
大量生産することでソフトウェアの開発コストを下げているという向きもあるのでしょうが、やはり人の目は有形資産に向くものです。
無形資産の価値が低くならないよう、商品開発の方々にはご尽力頂きたいものです。