かなりお久しぶりの投稿です。
iPhone4Sもやっと板についてきた今日この頃ですが、未だにSiriは使いこなせてません。
というか、使うシチュエーションが思い浮かびません。
レストランを聞いても「日本ではしらん」的な事を言われるんで、どうしようもありません(笑)
そんななか、今日はちょっと、ふと疑問が沸いたので、ちょっと調べ物をしてみました。
それで、私が良くネットワークを知らないことを気付かされました。
皆さんは、お家、あるいは職場でどんなプロバイダを使ってますかね?
私は良くyahooを使っていましたが、今ではどうでもよく、気にしない 存在となっています。
これは、ADSLの急速な普及でプロバイダを意識するより、もっと意識しなければならないものが増えたためだと思っています。
# 例えば、速度とか値段とかサービスとか。
いや、気にしないという表現はおかしいかもしれませんね。プロバイダは気にしますが、どうやって接続するのか、までは気にしなくなってます。
昔は、やれどこのモデムだの、どこのルータだのって話でしたが、最近はそんなのあんまり気にしないですよね?
NTTに頼めば送られてくるCTU(ですかね?)にルータの機能がついていて、線を繋げばネットに繋がってしまいますし、Yahooなんか、ただのHUBですよね。最近のルータは勝手にプロバイダを判断して繋がってしまうようだし、非常に便利になりました。
これは使う方では非常に便利で当たり前の世界かもしれませんが、生業としている我々には、もう少し技術的なことを認識しておかなければならないとも思うわけです。
ネットに繋がること、これは今ではごくごくあたり前の事になっていますが、さて、どうやってつながっているのでしょうか。
Yahooはさておき、ほとんどのISP(インターネットサービスプロバイダ)はPPPoEという技術を使っております。
これは、インターネットに接続するために無くてはならない通信路を確保する手段で、いわゆる、データの搬送路、とでも言うべきものです。
良く、IPアドレスという言葉を聞くかもしれませんが、このIPアドレスは各コンピュータにふられる住所のようなものですが、その住所までデータを届けるためのベースの通信路になります。つまりIPアドレスめがけて飛んでゆくIP(インターネットプロトコル)の論理的な通信路になります。
技術的な詳細は割愛しますが、このPPPoEについて、私自身の理解が甘かったのです。
PPPoEはPPP(Point-to-Point Protocol) over Ethernet と呼ばれるプロトコル(通信手順)でPPPをイーサネットフレームでカプセリングしたものになります。PPPはSLIP(Serial Line Internet Protocol)の後継として策定されたプロトコルで、TCP/IP以外のプロトコルもカプセリングする様に設計されています。
つまり、実際のデータは(EtherFrame(PPPoE(PPP(IP(TCP/UDP(HTTP とか FTP とか・・・))))))って具合にカプセルされて、実際の伝送路(ADSL等の物理回線上)に乗って目的地まで飛んでゆきます。
# 実際はもっと下層でややこしい物理層としてのカプセリングがありますが、ここでは割愛
基本的に拠点間を接続するプロトコルなのですが、よくよく考えると、とても疑問に思ってしまうことがあります。
イーサーネットフレーム間で通信をする時、当然ですが、MACアドレスがわからないと通信できません。そのため、一度ブロードキャストを行い、接続対象のMACアドレスを取得します。そののち、PPPoEサーバとセッションを確立し、通信を開始します。
ここで疑問です。
1.ISPにブロードキャストパケットは届くのでしょうか。
2.接続ツールにプロバイダ名とか記述するけど、IPプロトコル確立前にどう使うのか。
試しにPPPoEサーバを立てて実験、と思っても、それは全然意味が違う。
PPPoEサーバを実験的に立てるときは、通常LAN。MACアドレスはAPRでわかっちゃってる(実際はどうなのかわかんないけど)。
調べてみると、意外や意外。こんな所に回答がありました。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/lecture/20061128/255021/
結局、回線を提供しているプロバイダ(例えばフレッツならNTT、eo光ならケイ・オプティコムとか)がPPPoEとPPPのセッションを管理し、特に認証に関しては、プロバイダと認証の仕組みを共有する(実際はちょっと違うけど)という方法で実現している事がわかりました。
当たり前っちゃ当たり前なんですが、雲が晴れたような感じがしました。
いや、普通に回線とISPが独立してるなら勝手にISP立ち上げる事出来るのかなぁ、とか思ったのがそもそもの始まりです。
勝手サイトならぬ、勝手ISPが出来ないかと思いましたが、出来ないんですね(笑)
今回は文字ばっかりですんません。
あと、説明不足やちょっと違うな?ってところがあっても大目に見てやって下さい(笑)