闘病日記Vol26(2000/2/12)

今日はついに共同洗面所まで歩きました。距離にして30mほど。
え?誰がって?もちろん私、ではなくフォークリフトです。
もう、行き着くところまで行ったっていう感じですね。自分の体はかわいくないんでしょうか? あんな状態だったらたぶん、骨はずれているでしょう。もう、びっくりです。
看護婦に言わざるを得ないので言ったのですが、もちろん看護婦には怒られてました。
で、フォークリフトを運ぶのに車椅子が必要なので取ってきて乗せるとそれを使って喫煙所に行こうとします。
「ちょっと一服しようと思ってな」。
あんたはキチガイか?
でも、どうもおかしい。いや、これだけで十分おかしいんだけど、そうじゃない。 何かがおかしい。ずれている。
これは私の直感だけど、もしかして、弱性の「痴呆症」にかかっているのではないだろうか?と思ってしまう。
どうも、忘れているみたいなのだ。何をって、
「手術したこと」
を。
「なんで歩いちゃ駄目かわかってる?」って聞くと、「それがわからんねや」と答えたことがある。 冗談でもそんな発言は考えられない。
「手術したからやで。手術したやんか」と言うと「あぁ、そうやな」って答える。
いつも、動こうとしたときに軽く注意するとすぐ思いとどまる。これは、思い出すからではないのかな?
遠藤は二人の痴呆にかかった親戚を知ってます。その時の初期症状にすっごく似ているんです。 もしそうだとすると、これは当人の責任だけとは言い切れません。 こういう人には怒ることや注意をすることは逆効果ですからね。 そうじゃなければいいけど、ちょっと考えられなくなってきました。
私の取り越し苦労であることを願います。

ま、そんな事より私自身のこと。
今日はスクワットをしました。やっぱり連続で沢山しました。馬鹿爆発です。
膝は当然笑いました。その時気づいたのです。膝が腫れている。
また水が溜まっているようです。 気にはなっていたのですが、ついにまた沢山になってしまったようです。 たぶん、また40mlくらいは溜まっているでしょう。なんとかならないもんかね。。。
で、昨日も書きましたが、いったい膝の水とはなんなんでしょうか?

調べました。(笑)

膝の水は、正式な名前を「関節液」と言うそうです。
関節液は関節を包んでいる膜の中(関節腔)に入っており、関節軟骨に栄養を与えたり、 関節のスムーズな動きのための潤滑袖のような役割をしています。
正常では、関節内に1〜2cc程度の水が入っています。
しかし、関節液の中に異物が紛れ込むと関節液を作る滑膜細胞は、それを排除しようと働きます。 大きな異物であれば滑膜にとりこんでしまいますが、 粉のように細かいものであれば関節液に含まれる酵素で溶かそうとします。
異物の量が多ければそれだけたくさんの関節液がつくり出されることになります。 また、そうなると自らつくり出した酵素にも刺激を受けて、滑膜はどんどん関節液をつくり出します。 そうしてますます膝に水がたまっていきます。
関節液は滑膜から分泌され、正常なら黄色味を帯びて透明です。 ヒアルロン酸を沢山含んでいるのでネバネバしていて糸をひきます。
滑膜が炎症を起こした状態を滑膜炎または関節炎といい、 関節液中の細胞が増加するので液は混濁し、ヒアルロン酸が分解されて粘度が低下し、 糸を余りひかなくなります。この状態を炎症性の関節液というそうです。

私の場合はこの、炎症系の関節液と考えることが出来ます。

んじゃ、どうやったら直るんでしょうか?これが、わかんないんですね。
変形性膝関節症の場合は暖めたらいいらしいのですが、私の場合は関節症では無いです。
炎症を抑えるために鎮痛消炎剤の外用薬も補助的な治療にいいそうです。 だから、いつも湿布を貼っています。ただし、冷湿布です。
関節内注射薬としてのヒアルロン酸は副作用も少なく、軟骨代謝を活性化するので、 広く使われているそうです。ステロイドの関節内注射は炎症が強い場合に使われるそうです。
とりあえず水を抜くのが膝の窮屈さを取り除く簡単な方法なのですが、注射も考えた方がいいのかな?
あ、ちなみに膝の水を抜くと「癖」になるという「噂」がありますが、これは嘘らしいです。 水を抜いても炎症が治まっていなければまた水が溜まるのでこのような錯覚的な噂が立ったようです。

動かしたら水が溜まるし、かといって動かさないで安静にしているとリハビリにならないし。
今、とってもナーバスです。
月曜日に先生に詳しく聞いてみましょう。三連休は何かと不便ですね。

それにしても、曲げるのが痛い。傷口は痛いし、水が溜まって窮屈な痛さ。 早く、普通の生活に戻りたい。私はいったいどうなっちゃうんでしょう?
無事、元通りになるのでしょうか?今更ながら心配になってきました。 もっと医学を勉強しておけば良かった。
今から勉強してみようかな?

昨日看護婦が言っていました。
「私の知っている人で一人、息子さんと一緒に医大に入ってお医者さんになった方を知ってますよ。無理じゃないでしょうね」
頑張ってみるか!?(笑)


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