闘病日記Vol15(2000/2/1)

いやぁ、お風呂っていいですねぇ。邪悪な菌が溶けだしていくようです。
やっぱり、私はお風呂が好きです。しずかちゃん並ですな。

今日はリハビリが午前中でした。食事も終わってゆっくりしようとした矢先にぴんぽ〜ん。
「えんどうさ〜ん、リハビリいってくださ〜い」
おぃ、おぃ、まだ9:30だよ。おなかも落ち着いてないよ。

相変わらずやることは一緒。
まず行ったら膝をぬくめます。その後でリハビリ開始ですが、先生に言うと、
え:「来ました〜」
先:「あ〜、来ましたか〜」
え:「なにしましょうか?」
先:「う〜ん、ベッド空いてないからなぁ。松葉杖もしっかり使ってるだろうし、やることないなぁ」
え:「屈伸してましょうか?」
先:「あ、そうだね。そうしよう」
えんどうは準備運動を始めました。また、あほのように屈伸をしました。
すっかり汗っかきです。

ベッドが空いたのでそちらに移って足の上げ下げ運動を始めました。
で、やってみると足が軽い。むっちゃ軽い。今度は100回の2セットをしました。ばかですねぇ。
その後いわゆるリハビリ。先生曲げてくれます。でも、やっぱり痛くない。 それより気持ちいい。気持ちいい、気持ちいい。
ストレッチもしてくれるから、普段の疲れまで取れます。
そのあと筋力トレーニング。
足を曲げた状態から負荷をかけてのばす訓練と、負荷をかけて足を巻き込む練習。
これが初めは力の入れ方がわからず腿の筋肉が震えてたやつだ。 足を巻き込む力はかなり強いらしい。先生も押さえきれなくなってきた。
足を伸ばす訓練はこつがわからなかった。というより、怖くて力が入らなかったんだと思う。 だから震えてた。
しかし、今日は違った。こつがわかったのだ。先生も顔が赤い。かなり頑張って押さえてるようだ。
いつか先生を持ち上げてやろう。心に誓った今日だった。
それにしても、伸ばしと巻き込みはともに5回ずつ。おーぃ、物足りねぇぞ。もっとやらせろー。
あまりにも物足りないので、今日は鉄アレー5kgを両手に一つずつ持って上腕筋と胸筋の筋トレをしました。 汗もだくだく。仕上げに腹筋をして今日の筋トレは終わりです。あー気持ちよかった。

しかし、昨日あたりから足が不快だ。
縫ったところ(切ったところ)は3カ所なのだが、その一カ所付近が筋トレの最中内側から押されるような圧迫感の痛みを覚えるのだ。 リハビリの先生によると「縫ったところが中で癒着している可能性があるからよく動かしておいて」とのこと。 整形外科の部長さん曰く「自然と取れてくると思う」とのころ。
ま、靱帯には関係ない場所だからいいのかな。

それにしてもたった2週間足を動かしてないだけなのに、すねの筋肉がごっそり落ちてすっかりスマートになってしまった。
女性の方々、足を細くしたいならとにかく動かさないことですな。すっかり痩せますよ。 そのかわり、立てなくなっても保証しませんけどね。
ほんと、痩せた足で立つのはつらそう。そういう人をいっぱい見てるから「足は細すぎるのも考え物だな」と思ってしまう。
女性の方無理して痩せる必要はないのです。必要だから付いてるんだからね。

明日はNo2の退院の日だ。
しかし、今度は泌尿器科へ転科らしい。
前から「せっかく入院してるんだから継続で前立腺を手術してもらいたい」と言っていたのだ。 でも、ベッドの関係から継続入院が出来なさそうということでとりあえず退院してまた、 入院する方法を採ろうとした矢先だった。 だから、着替えとかはもう、だいぶ持って帰っている。
「またもって来るのは面倒だ」とは言いつつも、「いっぺんに出来てよかった」とも言っている。
しかし、No2はなかなか言う。今日検査に行ったのだが、そこで先生にこんな事を聞いたそうな。
「先生、どうやって手術するんだ?ウナギみたいに頭に釘さして開くんかえ?」
「手術の後のリハビリはどうすんだ?看護婦さんがしてくれるんか?」
このおやじ、結構すけべぇです。
でも、小便の時の勢いが無くなって残尿感があるとのこと。そのせいで夜中何回も起きてしまうとか。
手術するとそれが無くなるらしいからそれはそれで、大切な手術なんでしょう。 がんばってねぇ。尿道に管を通して手術するそうな。いたそー。(笑)
で、明日4Fから3Fに引っ越しなんだそうだ。お別れって気はしないよね。すぐ行けるし。

まだ、90の後には誰も入ってきてない。このままいくとここは二人だけか?
それは無いと思うが、なんか不吉な予感。しゃべりのターゲットが僕だけになってしまうではないか。 でっかいヘッドホンをしっかりしてないとな。

そうそう、今日の昼飯はにゅうめんだったのだ。
想像してください。すっかり熱さを失ったにゅうめんの味を。
当然、汁はかなり減ってます。どこにもこぼした形跡はないのにね。

あ゛ー、おいしいコース料理が食べたい。ぶー。


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