闘病日記Vol8(2000/1/25)

ふぅ〜、危ない、危ない。
日記を書くのを忘れるところでした。
え?別に構わないって?そういわないでください。これでも頑張って書いてるんですから。ね。

なかなか単調な日々が続きます。毎日、起きて、朝御飯食べて、顔洗って歯を磨いて、 機械に足を突っ込んで電源オン。点滴受けて、昼御飯食べて便所行って、 機械に足突っ込んで電源オン。点滴受けて夕飯食べて日記をつけて機械しまっておやすみなさい。
# 電源切ってないなんて突っ込みは無しよ。

でも、一つ一つの行動がスローモーなので時間が過ぎるのが早いです。
今日は自分で横に置いてある機械を持ってきて足を突っ込みました。 だから、寝る前に元の場所に置くのに自分でやろうとしたらNo2にちくられて看護婦さんが飛んできました。
「看護婦がやりますから自分でやらないでください!」
その機械、結構重いんですよ。だからね。でもね、
「今度やったら『近藤さん』って呼びますよ!」
その脅し方って無いんじゃない?
確かに『近藤さん』って呼ばれるのは嫌だけどさ。 「近くないんだよ。遠いんだよ。」って突っ込んじゃうけどさ。
とにかく明日は看護婦さんにやってもらいます。でもね、呼んでもすぐには来てくれないんですよ。 あたりまえかもしれないけど。

でも、今日は腹たった。
No1も僕も通りかかった『主任』とやらを呼び止めたけど、完全無視。 きっと聞こえてるはず。いや、絶対聞こえてるはず。
だって、隣のよくしゃべるおっちゃんNo3が聞こえて来るくらいだもん。
「あれ、シカトしてるんだよ」って話してました。
見た目もイケズそうななんともいえないお高く止まった看護婦で、嫌な感じ。 きっとあの看護婦は患者全員を敵に回してるよ。でも、医者の受けはいいんだろうなぁ。
退院の日にいっちょかましたろか!?

ひとつうれしいことがあります。明日から点滴がなくなるんです。 毎日毎日2回/1日点滴で腕が完全にシャブ漬けになってるので、これは天国です。
今日なんか、その『主任』とやらにさされたところが蚊に刺されたみたいに腫れたもん。 ま、さし方が悪いだけかもしれないけど。
それに、どんどん痛くなるの。きっと同じところを何度も刺すから痛くなるんでしょうね。
「ここじゃなきゃ駄目?」って聞くと、「ここのほうが刺しやすいからねぇ」なんてぬかしやがる。 確かに刺しにくいところ刺して失敗してもらっても困るんだけど。。。
でも、明日からは無い。これはなんともうれしい!

しかし、うれしいことがあれば、つらいこともある。明日からついにリハビリの開始です。 「あれ?一日早くない?」なんて疑問は投げる暇も無かったです。
主治医が来て「どう?調子。あ、いい?そうそう、明日からリハビリだから、呼ばれるから行ってね」。 おぃおぃ、もう、決定かよ。一日早くなってるよ。
こんな声も届かない。
けど、早く始まるということは早く退院できるという事なんだろうから喜ばないとね。

それにしても、動かしたあとのクーリングは大変だ。
ナースステーションの冷媒を一人で使ってるような気がする。 だってぬるくなったからって取替えに行くと「あ、まだ凍ってないよー」って。 確かに一日に5回も6回も取替えに行く人は珍しいよなぁ。
でも、先生が言ったんだもん。
「よく冷やして炎症を抑えて、よく動かして、足上げ腹筋で筋力トレーニングして下さいね」って。
動かしゃ熱くなるよ。機関車だってそうでしょ?

さて、今日も最後の筋力トレーニングでもして寝ますか。
多分、えんどうは退院したら「筋肉ムキムキマン」になってますので乞うご期待!?

ぢゃっ! F(-_-)


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