携帯を内線端末にしてみた

弊社には、屋内交換機があります。いわゆるPBXってやつです。
で、多機能電話機というのが各机に置いてあります。
ビジネスシーンでよくある、アレです。

多機能電話機

こんなやつです。

見て分かる通り、NECです。まぁ、シェアはそこそこみたいですよ。うちみたいな小さな会社には似つかわしくない、大規模向けPBXらしいですけど、その辺はよくわかりません(笑)

で、この交換機にどうしても、弊社謹製の「番でる君」を繋ぎたくて色々調べた時期があります。

結果、副産物として携帯電話の内線化に成功しました(笑)

と言っても大した話ではなく、
1) PBXにSIPライセンスをインストール
2) AGE Phoneにアカウント情報とSIP情報を設定
3) 内線する
だけです。

AGEPhone設定

ただ、ここで問題なのは、「SIPライセンスの投入」で、これは業者にしか出来ません。その時、SIPのポートも確認する必要があります。
というのも、光が直接収容されていると5060のポート(SIP標準ポート)が外向き(外線回線)用に使われていて、バッティングする恐れがあり、5060を内線用に開放して貰えない可能性があるからです。
うちは5070に設定しました。

ただ、うちのPBXはBRIインターフェースを使っているので5060でも行けるとは思うんですが、まぁ5070になってます。「番でる君」にも使っているので、5070で良いんですけどね。

で、更にですね、これがいい感じでして、弊社のサービスにVPNサービスがあるのですが、もちろん自社でも使っています。

これで、VPN接続したあとにiPhoneでAGEPhoneを立ち上げると、出先でも内線が使えるんですね!

これを上手に拡張すると、在宅勤務でも内線が使える。外線が取れる。外線が発信できる!って話なのです。

もちろん、PC用のSIP端末があれば、PCでも送受話が可能です。
幸いな事にPC用のAGEPhoneもあるようですよ(^^)

つまり、お客様から電話が掛かってきた
 →在宅勤務の担当者宛だった
  →担当者のPCに 「番でる君」 からメッセージ着信
   →担当者が自分宛てだと気づく
    →PCに繋いだヘッドセットをつけて、受話器ボタン押す

これで、お客様と通話が可能。それも、お客様としては、弊社社内で通話しているのとなんの違和感もない。

これで、iPhone1台持ち歩けば、どこにいても会社の電話が使えるようになりました!

つまり、海外出張中にもホテルのWifiから無料で日本国内電話が出来る!

というわけなんです(笑)

え?何が嬉しいかって?いや、特に・・・・ほら、無料だから・・・・(笑)


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